『増えつつある高齢者虐待』種類や考え方・ポイントについて。
こんにちは。。
こんばんは。。
このブログの管理人をしておりますニアと申します。。
今回は『高齢者の虐待問題』について書いていきたいと思います。。
高齢者虐待問題は、近年ますます注目を集めている社会問題の一つです。。
「高齢者虐待問題」というのは、社会の影に潜む深刻な課題でありながら、なかなか日の目を見ない話題でもあります。。
閉鎖的な家庭内や老人施設内などで行われる場合や、虐待をされる側もする側も、内容を隠す傾向にあるあるのも原因の一つです。。
今回は、そんな高齢者虐待についての考え方やどんな種類があるのかを、私の経験や体験をもとに紹介していきたいと思います。。
※今回も私の経験と体験をもとに記載していますのでご了承ください。。
高齢化が進む日本において、とても重要な問題です。。
なるべく分かりやすく伝えられたならと思いますので、少しでも考えて頂けると幸いです。。
虐待の考え方について。。
基本的な考え方はこの4つです。。
①本人に虐待を受けているという認識や訴えがあるどうかは関係ない。。
②家族や介護者に虐待の認識や悪意などは関係ない。。
③虐待に対しての内容や原因は問わない。。
④虐待かどうかの判断は行政機関が行う。。
これらの事が、基本的な考え方になります。。
その中でも特に大事なのが、①の本人の認識や訴えは関係ないという事です。。
虐待の被害に遭う方には、認知症など何かしらの疾患を患っている方が多く
その中には虐待を受けていると認識できない方もいます。。
その事から本人の認識等は関係ないというのがとても大切で、周りで接している方々がどれだけ変化や異変を早く発見することが出来るかがカギとなってきます。。
やはり何事にも迅速に対応する必要があります。。
些細な所に大きな問題が隠れてる可能性があるので、注意が必要です。。
虐待の種類とポイント
それでは虐待にはどんな種類があるのでしょうか。。
①身体的虐待
②心理的虐待
③介護等の放棄
④性的虐待
⑤経済的虐待
などがあります。。
詳しく見ていきましょう。。
身体的虐待
身体的虐待は
・暴力行為で痛みや外傷を与える行為。。
・本人に向けて危険な行為や体に何かしらの影響を与える行為。。
・他に方法があるのに対象者を乱暴に取り扱う行為。。
・本人の行為を制限したり、外部との接触を意図的かつ継続的に遮断する行為。。
などがあります。。
暴力行為や本人に対しての危険行為もさる事ながら、外部との接触の制限も虐待の対象になります。。
・外に出たいのに、危ないを理由に強制的に外に出さない様にすること
・自宅に居たいけど強制的に入所の手続きを進めること
などが該当する可能性があります。。
ポイントとして。。
強制的に行動を制限するとこは虐待になってしまう場合もありますので、本人との意思疎通をしっかり行い、方針やサービス導入を検討しましょう。。
その相談役にケアマネージャーという仕事があります。。
心理的虐待
心理的虐待は
・侮辱や脅しをして、精神的苦痛を与える行為。。
・発言や行動に対して無視をする行為。。
・老化現象に対する事を嘲笑う行為。。
・子供扱いをする行為。。
などがあります。。
本人に分からない場所や聞こえていない場所で言ったとしても心理的虐待に該当する可能性があります。。
ポイントとして。。
1番辛いのは介護等を受けている本人です。。
その気持ちにどれだけ寄り添えるかが重要ですが、とても難しいところでもあります。。
やはり普段からのコミニュケーションがとても重要です。。
介護等の放棄
介護等の放棄は
・介助を行っている者がその提供を放棄し、高齢者の生活環境や身体・精神状態を悪化させる行為。。
・お医者さんなどの診断や治療、介護サービスが必要にも関わらず、本人や周囲が納得・理解できる理由等がないのに、サービスを使わせなかったり・受診させなかったりする行為。。
・ご家族等による高齢者虐待と同様の行為を、見てみねフリをする行為。。
などがあります。。
場合によっては、介護やお世話をする方々の知識や技術・時間不足で、不本意ながら放棄しているの様な生活に陥っている場合もあります。。
ポイントとして。。
悪意があって放棄する事はもちろんダメですが、知識や技術不足・時間不足で放棄状態になっているなら、適切かつ客観的なアドバイスが必要です。。
本人や家族が気づかない事も多くあるので、おかしいなと思ったら周りが積極的に声掛けを行うことが大事です。。
性的虐待
性的虐待は
・本人に対しての性的な行為を強要させる行為。。
・性的羞恥心を与える行為。。
などがあります。。
介護しやすいという理由で適切な衣服を着させなかったり、下着のまま放置したりすることも性的羞恥心を与える行為して虐待になる可能性があります。。
ポイントとして。。
当たり前ですが1人の人間として接すること再認識していきましょう。。
こちらの効率をだけを考えて行動しないようにしましょう。。
経済的虐待
経済的虐待とは
・本人の合意なし又は判断能力の減退に乗じて、財産や金銭を本人以外の事に消費する行為。。
・本人の希望する金銭や財産の使用について、適切な理由なしに制限する行為。。
などがあります。。
やはり大事なのが、家族が本人の財産を管理することに本人が納得しているかで、
他にも本当に本人の意思に基づいているかや、同意せざるおえない状況におかれていないかも、しっかりと判断しないといけません。。
ポイントとして。。
事前にどのように財産等を使用して欲しか決めておくなり、文書として残しておくと家族等はとても助かると思います。。
他にも後見人制度もありますので、検討してみるのもいいかもしれません。。
1番は本人の為に使用する事です。。
通報義務・努力義務に関して
身内だけでなく、利用している介護サービス先や病院・地域周辺など高齢者虐待を発見した場合は、速やかに市町村に通報する様に努めなければなりません。。『努力義務』
しかし、高齢者に生命や身体に重大な危機が生じている場合は速やかに市町村や警察に通報しないといけません。。『通報義務』
何事にも言えることですが、早期に発見する・通報することによって被害を受けなったり、被害を最小限に抑えることができます。。
その中でも1番は、命を守る行動なんだとしっかりと理解することも大事です。。
そのほかに通報したことによって通報者が不利益なる行為や、不当な解雇などは禁止されています。。
ポイントそして。。
虐待の考え方のところでもお話ししましたが、どれだけ迅速に対応出来るかが重要になってきます。。
その一つの行動が命を救う行動になるかもしれません。。
まとめ
高齢者の虐待を防止するためには、高齢者虐待・通報義務について理解する必要があります。。
『様子がおかしいな』という気づきがとても大切になり、早期に発見することが重大な被害から高齢者を守ることが出来る場合が多いです。。
しかし1番気をつけなければならないのは、いつでも加害者になりうるという事です。。
『相手事を思ってしてあげた』
『このやりかたの方が負担が少ないと思い行った』
『周りに迷惑をかけないように考えて接した』
などなど
それが本当に本人に対して有益な事なのでしょうか?
思い込みや疲労の末の、判断や行動になっていませんか?
虐待の中には、虐待をしているという自覚がない場合も多く見られます。。
もう一度改めて、日頃からの接しかたや介助の方法、介助者のストレスや不満等が溜まっていないかを、再度確認して、
高齢者虐待が起こらない・起こさせない環境を作っていきましょう。。
どうしても言いにく事もあるかもしれませんが、溜め込まず相談したり考え直す時間を作ってたりして、接していきましょう。。🌱
今回も記事を読んで頂きありがとうございます。。
ご意見ご感想・ご相談があればぜひお問い合わせページまでお願いします。。
この記事が、皆様の参考になって頂ければ幸いです。。
少しずつ更新していきますの宜しくお願い致します。。
パパさん・ママさん頑張りましょ。。(^ ^)🌱